テレビ番組制作・編集技術会社BRAISE

アットホームな雰囲気のホームページに魅せられてBRAISEに入社した菊池くん。 本当にアットホームなのか？騙されたのか？ 入社直後に研修と称して311直後の被災地へ取材。 ムツゴロウさんから乗馬レッスン。AD経験豊かな菊池くんにちょっと聞いてみた。

入社直後に311被災地へ

採用の翌日、震災直後の被災地石巻にいきなりADとして1週間ほど取材に行きました。 民放の情報番組の企画で社長とディレクターと３人で。 まあそれが一種の新人研修みたいなものでした。 今はちゃんと入社後の研修はあるんですけど、創立当初のBRAISEでしたからね。 撮影アシスタント、荷物持ち、情報メモ、テープ管理そして食料の確保、一通りを初めての仕事でこなしました。 私は映画系の専卒なので技術的な部分は習っていましたが、初取材はいきなりの実戦で大変でした。 あ、でもONAIRされたのは15分ぐらいでしたけど。

き臭（きくさ）と呼ばれ

AD時代にはバラエティ番組が多かったです。
バラエティ番組は本当にきつかったですね。バラエティは容赦ないんです。 夏場で数日、風呂に入れず、汗臭くてタレントクロークに近づくな！と言われました。 本名の菊池じゃなくて“き臭”（きくさ）なんて呼ばれてました。 でも、いろんな事させてもらえました。 特番の企画で「馬に乗ったことがないADが、ムツゴロウさんに怒られながら人馬一体になる」のドキュメントに出させてもらいました。 ムツゴロウさん直伝で乗馬の指導していただけるなんて誰もが羨むすごいことですよね！しかも北海道のムツゴロウ王国で！！

AD最大の試練

24時間テレビ（日テレ）でADをしていた時、緊急の買い出し指令で、傘を大量に買ったんです。 新橋のドンキホーテで傘100本をビニール袋に詰め込んで 、横浜スタジアムまで一人で担いで運びました。 さらに途中でストップウォッチも買って来いと指令があって、傘100本を持ったまま途中下車して、 ドンキキホーテに戻って、また電車で横浜スタジアムまで… 腕が上がらなくなったぁ。 タクシーを使えば良かったと後で知った。。

報道番組のディレクターになって

AD時代の経験やバラエティ現場でついた忍耐力が、今のディレクター業に生きています。 例えば荒編集を紙にまとめるADの仕事、 これはディレクターとして構成表を作るスキルになってくる。 AD現場で培った体力のおかげで、取材張り込みも苦にならない。
バラエティ番組から報道番組に担当が変わるのは転職みたいなもの。 特に生放送だし、短い時間で原稿や動画をつくらなければいけないし、バラエティとは違った緊張感大です。 ディレクターとなって責任も増しました。放送している時は緊張して吐き気を催すことも。 でも週休2日は確保されてライフワークバランスは非常に向上しています。

【 プロフィール 】