アルゼンチン出身のセバスチャン、コルドバの町とタンゴが似合いそうな風貌だが、日本育ち。
一つ一つの音に耳を傾けつつ、繊細な音の調和を作り出す作業を日々こなし、粗悪な音源とも対峙する。
編集最後の作業 MA(Multi Audio)を行う彼の話を聞いてみた。。
MAってどんな仕事?
基本作業は放送できるように、音のバランス調整することなんです。テレビの向こう側の人に聞きやすいようにすることです。 ロケーションで取ってきた音だと、ノイズが多かったり、演者さんにつけたピンマイクの音が小さかったりします。そんなときは 他のマイクで拾った音を加工して、聞きやすいように調整します。ナレーションもここで取るので追加したりします。
音声は目に見えない
音声の取り扱いは、非常に難しいです。ロケした素材はカメラも音を拾っているし、演者さんにもそれぞれピンマイクがついていて すべてに音が重なって入っています。スタジオには別々の素材としてくるので合わせる時、どのマイクの音を使うか判断しずらいものがあります。 映像のように目に見えるものであれば、カット割りが変だとかで判断できますが、音の場合はできないので、経験とかがいきてくると思います。
音のプロになる
この仕事は、やりがいが多い反面、苦しいことも多いです。ホントに音が好きじゃないと務まりません。でも自分一人でするわけではないので、 みんなで頑張って楽しんでいます。みんなで頑張ろうって気がないと、苦しいばかり、夢ばかりになってしまいます。 ここでは経験豊かな百戦錬磨のフリーのMAさんに手伝ってもらったりしています。新人は一緒に仕事することで、新たな技術や経験を得ています。 自分の仕事だけしか見せれない環境ではないので、良い影響があると思っています。この仕事はやればやるほど、たどり着けない領域に入ってくるので そんな技術を生で見せれる環境があるが強みです。
【 プロフィール 】
名前 | セバスチャン |
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現在担当 | RaysStudio MA(MultiAudio)担当 |
従事履歴 |
各社 ・バラエティから報道、CMまでの音源 |
入社時の学歴、職歴 | 専門学校卒 |
休日の過ごし方 | 美術館で鑑賞 六本木ヒルズの森美術館の年間パス持ってます。 |
応募者へコメント | ADやディレクターになったら、こちらに編集を発注すると思うのだけど、素材は多めに!音はカットしないで!!! |